今回ご紹介する農家さんは、富田林市で果菜類を中心に生産されている古川農園の古川 雅英(ふるかわ まさひで)さんです。
(歌う農人、古川 雅英さん)
古川さんの経営理念は、「農 is Life , 農 with MUSIC」
私にとって「農」とは「生活」することであり、「人生」そのもの。
人の数だけ農業があり、農業の数だけ人生がある。
「命」を支えているのだという誇りと責任感を持って農業に取り組んでいます。
(古川農園HPより)
ところで果菜類って、皆様わかりますか
果菜類とは野菜の中で、果実または種実を食用にするものを言うんですよ
例えば、ナス、トマト、キュウリ、ピーマンなどがあります。
古川さんのところでは、大阪ナス(千両系)、水ナス、キュウリ、トマトなどを作っておられます。
特にナスに対する思い入れは強く、色々な品種にチャレンジしていました
栽培方法も工夫されていて、有機肥料を中心にすることでナス本来の味を引き出しています。一方で、冬場に苗を育てるために、ビニールハウスのビニールを3重にして霜害対策するこだわりようです。ナスは夏野菜に分類されるため、寒さに非常に弱い野菜です。冬場に苗を作ることで、定植時期を早め春先から出荷できるように工夫されているそうです。
古川さんの目標は一年中、古川農園のナスをお客さんに味わってほしいとのことです。
また、ハウス栽培のみのため皮が柔らかいのも特長です。夏場に出回るナスの大半は、露地栽培のものが多く、どうしても皮が固くなってしまいます。ここでも古川さんのこだわりが出でいますね
古川さんのナスも新橋筋商店街マルシェで販売させていただいたのですが、お客さんから“こんな立派で鮮度の高いナスは他では手に入らない”と大絶賛をいただきました。
(左側が大阪ナス、右側が水ナスです。みなさん、違いが分かりますか?)
一方で、キュウリにもこだわっており普通のキュウリのほかに、いぼなし胡瓜(フリーダム)を作っておられました。このフリーダムは生食に向いていて、胡瓜独特の臭みが少なく、苦みもありません。甘味を感じるくらいです。胡瓜嫌いのお子様もこの胡瓜なら食べられますね
(左側がフリーダム、右側が普通の胡瓜です。写真をよく見るといぼのあるなしが分かります)
(クリックすると拡大します)
当然、野菜の王様とも呼ばれるトマトにもこだわりがあります。トマトの品種は一般的に桃太郎と呼ばれるものが多いのですが、古川さんのトマトは「ろくさんまる」という品種を使用しております。このトマトを赤く熟した状態で収穫することで、「王様トマト」の称号が与えられるのです。
(ろくさんまるトマトです)
古川さんは、お客さんには常に新鮮で安心・安全な野菜を食べてほしいと考えています。たしかに古川さんのこだわりかたを見れば、想いが伝わってきますね。
こだわりの古川農園の野菜が買える場所は
古川農園オンラインSHOP
サバ―ファーム併設の直売所
アグリかわちながの
道の駅「かなん」
今後の目標は、加工品をもっと増やしていくことです。現在の取り扱い品目は、なすびのジャム、なすでみそ、みかんジャムです。なすびのジャムなんて、発想が本当に面白く次はどんな加工品ができるのか楽しみですね
最後に、実は古川さん、音楽の趣味があります(歌う農人で活動中) 高校の時から始めたバンドをきっかけに現在でも音楽活動を続けているそうです。現在でも依頼があればギターを片手に演奏に行っているそうです。
歌う農人の今後の活躍にも期待ですね
(歌う農人の音楽はHPから聴くことができます)
ブログをここまで見てくださったかた、ぜひ古川農園のこだわり野菜を食べてみてください。古川さんのこだわりが伝わってきますよ
<おまけ>
今回、訪問した時に古川さんからお土産をいただきした。採れたれ新鮮な野菜は素材の味そのものを楽しみたいので、焼きなすと胡瓜丸かじりで美味しくいただきました
(古川さんから頂いたお土産です)