今回は、大阪の和泉府中で無農薬、有機肥料で野菜やお米を作っている
辻 晃佑(つじ こうすけ)さんをご紹介します。環境を守るために農業を始めた新規就農の方です。
辻さんの農園の名前は『F.C.農縁』。
大学までずっとサッカーをされていたため、FCの意味は“Football Club”だそうです
しかしこれには、裏の意味があり“Future Children”
「未来の子供達へ」という意味があります。
そして、農縁の「縁」は誤字ではありませんよ!
農業を通じて、いろんな縁を作りたいという想いからこの字を使っているそうです。
就農前は、大阪の雑貨屋さんの営業マン。
この営業経験を持っていることは、農業を行っていくうえで強みになりますよね
なぜ、サラリーマンを辞めて農業を始められたのか、お聞きしました。
辻さんは、『環境保全』に関して、昔から興味を持たれていました。
また、サッカーをされていたので、健康な身体づくりとして、『食』にも興味をお持ちでした。
そんなとき、営業マンとして過ごしていくなかで、仕事の関係で、NGOの方に出会われ、その方から有機野菜について知りました。
「有機野菜は健康にいい。そして実は環境にもいいんだよ。」
辻さんは「そこで『環境』と『食』が一本に繋がった」のだといいます。
そして決断されました。
有機栽培を自分でやろう
ですが、この時すでにご結婚をされていたそうです。生活があるのに収入が激減する農業を選ぶなんて・・・
しかし、奥様は辻さんがやりたいのなら、一緒に頑張ると背中を押してくれたそうです。(すごい奥様ですね!)
滋賀県で約10か月間、住み込みで農業の経験を積みその後、兵庫県で「兵庫県有機農業研究会」に研修生として採用されたそうです。ここで有機栽培について学び研修期間が終了後、独り立ちするために地元である和泉府中にもどってきて農業を開始したそうです。
新規就農で生計を立てていくのは、しんどいそうですが「楽しい」「顔の見える人が喜んでくるのが嬉しい」「もっと自分にできることがある」という想いから、苦しくても頑張っていけるとおっしゃっていました。
また、自分の子供にも、自分が作った野菜を食べてほしいとの想いから、学校給食の材料提供をしているそうです。話によると、自分が卒業した小学校に野菜を直接持って行って売り込んだそうです。
(校長先生に直談判したそうです。)
いや~素晴らしい目標を持たれている方って、めちゃくちゃパワフルですね
そんな辻さんのこだわり野菜は、「葉菜の森」、「愛彩ランド」といった直売所のほか、自分の畑のすぐ横で、とれたて野菜として販売しています。現在は、秋冬野菜の植え替えの時期のため、品薄となっているそうですが、11月以降いろいろと増えます。
(駐車場で直売所をやっています)
たくさんの種類の野菜を作る理由は
「自分の作った野菜を利用して、生活して欲しい」
という想いから
F.C.農縁(覚えやすい)の野菜を食べてみてください。
辻さんのこだわりが伝わってきますよ。
引き続き、元気な農家さんを募集しています
情報発信をしたい農家さん、お手伝いしますよ
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