今回ご紹介する農家さんは、大阪の柏原市でぶどうと果樹の苗木を作っている乾健裕さんです。
(乾 健裕さん)ハウスの湿気でカメラが曇ってしまいました
乾さんは、2年前に芸能関係の仕事を辞め、代々続くぶどう農家を継ぐため就農されました。
なんと元吉本の芸人さんです。
ぶどうは種無しのデラウェアから、瀬戸ジャイアンツ・シャインマスカット・ゴールドフィンガーのマスカット系や藤稔(ふじみのり)や巨峰の大粒系など多種類を栽培しています。
(上が巨峰、下がマスカット。実が無いとわからないですね)
柏原は、住宅街の中にぶどう畑が点在しており、乾さんとこの圃場も7ヶ所あり、ハウスの開け閉めに回るのに1時間かかるようです。
国道25号線沿いに直売所をお持ちで、50年前から直売されているとのこと
残念ながら、今はオフシーズンで直売所はまだ開いていませんが、6月のシーズンからはぜひ覗いてみてください。ガスト河内国分店の隣です。
→セブンイレブン国分市場前店の向いに移転されました。(2017/7)
直売所「乾のぶどうガーデン」
大阪府柏原市国分東条町9-3
また、祖父と一緒に大阪では少ない苗木の生産も行っておられます。
ぶどうは本来湿気を嫌うのですが、苗木には水分が必要なので、田んぼの後が良いらしいです。ただ連作障害が出るので、お米と苗木を休ませながら2年おきにローテーションして作っているのですが、柏原では水田が減っていて、農地の確保が大変との事です。
(手前がベリーAぶどう苗木、奥がイチジクの苗木)
柏原はイノシシの被害が多く、ぶどうハウスにも柵がしてありますが、そこを潜って進入するらしいです。大変ですね
(イノシシ対策の柵)
乾さんは、柏原4Hクラブの会長もしていて、今後の活躍が期待されます。