今回は、田植え体験をしてきたので、そのレポートです。
ご協力いただいた農家さんは大阪府能勢町の福田さんとお米のソムリエこと牛島さんです。
(左から、弊社代表、福田さん、牛島さん)
福田さんは、60歳でサラリーマンを定年退職した後に農業を始められたそうです。現在では、畑1.5反、稲作に関しては5町まで拡大されています。難病と闘う奥様の看病を続けながら農業を営み、人情味あふれる人柄で地域の世話役も行っている方です。お話をさせていただいていても、人柄の良さがひしひしと伝わってきます
※1反=約1000㎡、1町=約10,000㎡
田植え体験させていただいたところは、大阪市内からで40分ほど、こんな場所があるんやと思えるほど、非常に自然豊かなところでした
いよいよ田植え開始です。今回、植える場所は水深が深くてトラクターでは作業できない所です。
福田さんのお手本を参考にしながら、約30㎝間隔で苗を植えていきます
(写真の下の方、水深がありトラクターでは無理です)
これが思ったより難しく、まっすぐに植えていると思っても曲がってしまうんですね(-_-;)
しかも、この体勢・・・ 1時間も行っていると腰が痛くて動けなくなりそう。。
(この体勢ですよ)
福田さんが言うには、昔の人は朝一番から、日が沈むまで黙々と作業をしていたそうです
すごいですね
実際に作業してみると大変さが良く分かります。まず、まっすぐに植えられないこと、腰が痛くなること、足場がぬかるんでいるため、ひっくり返りそうになること、さまざまなことを感じました。
しかし、作業自体は非常に楽しく、自然に触れているという実感が湧いてきます。
IT社会と呼ばれるこの時代に自然に触れるという行為は、心のオアシスになります。そして、自分一人では何もできないことを実感します。今の社会はパソコンの前に座れば、大抵のことは一人できてしまいますが農業は違います。みんなに協力してもらうことが必要です。そのためにもコミュニケーションが非常に重要になってきます。一緒に作業して生まれる絆、まさに同じ釜の飯(田んぼの米)を食う仲間が生まれるわけですね。
今、農業は色々な問題を抱えています。しかし、実際に体験してみると色々なアイデアも生まれてきます。IT依存社会の問題を農業で解決していく。お互いの問題点を、お互いの良いところで補っていければ、Win Winになれるはずです
田植え体験を行いながら、新しい仕掛けづくりを考えていました。
次回は収穫の時に、参加させていただきますね
お忙しいところご協力いただきました福田さん、牛島さんありがとうございました。
<おまけ>
今回の帰り道に雨に降られました。天気予報では、そんなこと言ってなかったのに(-_-;)
山の天気は変わりやすいので、雨具は必需品ですね 特にバイクに乗られる方、お忘れないように