大阪府茨木市の八百屋さん(ルオータ・ペル・モンターレ)

今回は大阪府茨木市の八百屋さん、
ルオータ・ペル・モンターレのオーナー太田 拓(おおた ひろむ)さんをご紹介します。

またまた、屋号の由来が気になります。早速、太田さんに尋ねてみました。
ルオータ・ペル・モンターレとはイタリア語で
ルオータ=車輪 ペル=~のため モンターレ=登り という意味だそうです。

訳すと「登り道のためだけの車輪」
登り坂で苦しくても進んでいく、下りのような楽はいらないという想いがあり、太田さんの趣味である自転車にちなんで付けられました。
少し長すぎて、屋号を書いたり話したりするときには大変だとおっしゃっていました(笑)

この八百屋さん、ちょっと普通とは違っています!

その違いとは・・・下の写真をご覧下さい♪
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(正面からの写真です。この日は定休日だったので店内は少し暗いです)

外観を見るとカフェのようです。
実際、店内には丸テーブルがあり、野菜の試食ができるコーナーがあります。
太田さんは、「試食をどんどん行い、実際に野菜を食べてもらうことで、お客さんに野菜の違いを分かってもらう」こんな想いで試食を提供しているそうです。

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(試食でいただいた 左:ルミちゃんトマト と、右:イエローチェリーとミニトマトです。)

店内では試食を提供し、
「同じ人が作っても、時期が違うと味も違う」
「トマトは夏の野菜と思っているけど、冬の方が美味しくなる」
などを説明し、野菜の魅力を伝えているそうです。
この取り組みを行うことで“無農薬だから、有機栽培だから”で野菜を選ぶのではなく、お客さん自身が食べてみて、野菜を選ぶことができるようになってほしいと熱く語られていました。

愛知県出身の太田さん。
愛知県田原市は農業が盛んで、
大阪の人たちにも地元、愛知の野菜の美味しさを伝えたい!という想いでお店をオープンされました。
商品は、愛知県の田原市で農業を行っている同級生と静岡県のJA浜松から直接仕入れられています。
とくにサラダ野菜に力を入れており、サラダバーを行っていました。
これはマンション住人の「ちょっと野菜を食べたいな」のニーズに対応しているそうです。
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(店内の写真です。)

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(他にも、こだわりのはちみつやドレッシングなどがありました。)

太田さんの想いは「愛知の人に喜んでもらいたい、地元の人に喜んでもらいたい」
お客さんの声をよく聞けば、どうすればお店が魅力的になるかが自然にわかってくると言われていました。
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(左が太田さんです。右側はスタッフさんです。)

最後に太田さんは、今の自分があるのは「人に自慢できるくらい出会いに恵まれている。やりたいことが出来るのは、そういう方たちのおかげ」と強く話されていました。

確かに出会いは大切ですよね。我々も一期一会をもっと大切していかなくてはと思いました。

うんちく:愛知県の田原市は、平成17年の農業産出額は約779億円、平成18年の農業産出額は約724億円で、市町村別ではいずれも全国1位となっているところです


株式会社 ルオータ・ペル・モンターレ
茨木市東中条町7番D街区
TEL:072-622-0899
E-mail:o-ta91011@8.zaq.jp