みなさん、こんにちは。
今回は、近畿南部の農産物直売所について書きます。

なぜ、直売所なのかというと・・・

最近の直売所は活気があり、地域活性化などにも有効だなんてことをよく聞きますよね。

でも、8月17日発行の日経新聞電子版には
「農産物直売所は戦国時代 JAが相次ぎ大型店」
といった記事が出ていました。

えっ!? 直売所でも競争の時代なの(;゚Д゚)

記事の内容は、大阪府南部や奈良県・和歌山県などに農協による大型店(売り場面積が500㎡超)が相次いで開業して、“消費者の奪い合い”をしているとのこと。

何回かに分け直売所を巡り現地情報を書いていこうと思います。(できればシリーズ化したい)

近畿南部の大型直売所といえば
まほろばキッチン(奈良県橿原市 JAなら)
あすかてくるで(大阪府羽曳野市 JA大阪南)
愛彩ランド(大阪府岸和田市、JAいずみの)
こーたり~な(同泉佐野市、JA大阪泉州)
やっちょん広場(和歌山県橋本市、JA紀北かわかみ)
(※日経新聞より抜粋)

準備中
※直売所マップは作成中

“消費者の奪い合い” 非常に気になる(-_-;)
もともと地産池消や地域との交流が目的で作られる直売所が、まさかの消費者奪い合いをやっているとは!!

これは現地調査の必要があると思い、奈良県橿原市にある
まほろばキッチンに見学に行きました。

残暑が厳しい9月12日(木)に愛車のPCXにまたがり、まほろばキッチンへ出発!
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(↑駐車場からの写真)
ナビの電池が途中で切れたため、少し道にも迷いましたが無事に到着♪

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(↑駐輪所からの写真)

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中に入ってみると、めちゃくちゃ賑わっている!!大盛況やんか~!

・・・・・あれ?  何かがおかしい?

みんな野菜を手にとって、うちの畑で採れた野菜の方が良いとかいってるし。。

そうなんです!! 農家・農協さんの見学ツアーみたいです。駐車場に大型バスが5台ほど止まっていました。

だいたい1時間くらい経つと、見学ツアーの一行は他の場所に移動していきました。

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店内が空いたので、くまなく店内チェックです。

基本的な品揃えは、登録農家さんによる持ち込みが基本みたいですね。
商品の識別方法は、農家さん別のバーコードで管理しているみたいです。

他には、時期的に奈良県ではとれない野菜などは、どうしているかな・・・

ありました・・・奈良県野菜の間に、北海道の大根、長野県のレタス、たぶん奈良の中央卸売市場から仕入れているのでしょうね
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売り場の中で混在しているので、よく見ないと気付かずに買ってしまいそうですw

あと、気付いたことは加工品などの販売が少ないような感じがしました。
奈良県といえばいろいろと加工品もありそうなのですが・・・

店内は大体こんな感じでした。

あと真横に食品スーパーがあり、ここでも競合しているのではと、聞き込み調査です。(笑)

地元の方、7名ほどにお話を伺いました。

「混雑状況」
土・日・祝は非常に混雑しているが、平日はそこまで混んでない

「利用頻度」
地元の野菜を買いたいという人は利用するが、普段が忙しい人はあまり利用しない。
理由は、一度に必要なものを全て買い集めることが出来ないこと
確かに、野菜や果物は買えても、お魚やお肉、ましてや洗剤などの日用雑貨などは売ってないですよね

最後に、まほろばキッチンの存在について聞いてみたのですが、地元の方はオープンしたことを喜んでいました。渋滞などのデメリットもありますが、地域活性化には非常に大きい効果がるとおっしゃっていました。

ご協力いただきました、みなさまありがとうございました。

【まとめ】
確かに直売所も大型化し競合する時代に突入しているのかもしれませんが、実際現地に行くと、農家の方と消費者の方が、話をしながら商品を渡している姿をよくみます。直売所の良さってそこにあるのではないかと、ブログを書きながら考え込んでしまいました。生き残っていくために競争は確かに必要かもしれませんが、直売所本来の目的は何なのかを考えたいですね!!